Column コラム
山本 崇雄
- 横浜創英中学・高等学校副校長
- 教育系コンサルタント
「誰もが幸せになる世の中になるために」
2020.09.11
2学期が始り、withコロナの“新しい学校生活”には
皆さん慣れたでしょうか?
どんな学校生活をお過ごしですか?
新型コロナウイルスの感染予防で、思うような教育活動が十分に
できていないかもしれません。
やりたい教育活動があったはずなのに、なかなか思うようにいかない。
こんな時、キラキラ輝いている誰かとついつい比べてしまいます。
何もできていない自分に焦りを感じたり、
自分にはどうせ無理だと諦めてしまったり。
人は知らず知らずのうちに誰かと比べてしまい勝手に不幸になってしまうものなのです。
3年前に、僕の教え子たちとフィリピンのセブ島に学びに行きました。
そこでは貧困層の子どもたちの支援をしながら、
フィリピンの抱える社会問題を見学に行ったりしました。
僕が一番印象に残っているのが、ゴミ山です。
化学反応か何かで、山からは常に煙が出ています。
そのことから、ゴミ山はスモーキーマウンテンと呼ばれたりします。
スモーキーマウンテンの周りには人が住んでいました。
「なんでゴミ山の隣に住むのだろう」
そう投げかけると、「住んでいたら、いつの間にか隣にゴミ山ができていたんだよね」
といった具合で、大音量の音楽をかけながら、近所の人たちと楽しそうに談笑していました。
その周りで鬼ごっこをしている子どもたちが視界に入ってきます。
明らかに幸せそうなんです。
僕はこの光景を忘れることができません。
「幸せって何だろう」
答えはありませんが、きっと、一人ひとりの心が決めることなんだろう、とこの時思いました。
誰かと比較している限り、幸せにはなれないんだと思います。
と言いつつ、自分も誰かと比較して、落ち込むこともあります。
その人と自分は違うということをわかっていても、
比較してしまうと自分のできていないことに焦点が当たっていきますよね。
ありのままの自分でいいはずなのに、できていないことにばかり囚われてしまう。
誰かと比較して、勝手に不幸になる典型的な例です。
ですから、今が思うようにスタートできない自分をダメだと思わないでください。
誰かと比較するのもやめましょう。
皆さんは、そのままの皆さんで素晴らしい存在です。
この事実を忘れないでください。
そして、もう一つ付け加えておきます。
何事も、やり直すことができること。
遅すぎることなんてないこと。
いつでもスタート地点にすることができるのです。
誰もができないことに寛容になり支え合える。
そして、誰もが何度でもスタートできる。
こんなハッピーな世の中になってほしいです。
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