Column コラム
常識って何だろう
2020.08.04
みなさま、こんにちは。山本崇雄です。
梅雨明けし本格的な夏が到来しましたが、お元気にお過ごしですか?
コロナウイルスの収束が、なかなか見えません。
Withコロナ(コロナと共にある生活)といった言葉も生まれました。
このことで、世の中の常識が大きく変わっています。飲食業や旅行業のあり方をはじめ、私たち学校の常識も変わらざるを得ません。
そもそも常識とは何でしょうか?
日本では太陽の色は赤で表現することが多いと思います。国旗の日の丸も赤ですし、天気予報の太陽も赤ですよね。一方欧米では、太陽の色は黄色です。
日本では虹は7色ですが、アフリカのアル部族では8色。アメリカやイギリスでは6色、シベリアのエヴェンキ族、南アジアのバイガ族、アフリカのバサ語族などでは、何と虹は2色です。
日本では、何かもらったら「ありがとう」と言いますよね。でも、中国では仲が良ければ良いほど「ありがとう」って言わないそうです。仲がいいのに「ありがとう」って言われたらよそよそしい感じになるとか。
日本では、人を励ますときに、「頑張って」と言います。でも、アメリカでは “Don’t work too hard!” “Don’t push yourself too much!” 「頑張りすぎないでね」と言います。
日本の親や先生は、「人に迷惑をかけちゃダメ」と言いますが、インドでは、「あなたは人に迷惑をかけすぎて生きているのだから、人のことも許してあげなさいね」と教えるそうです。
常識は国が変われば非常識になります。
常識は時代が変われば非常識になります。
Withコロナの時代は、学校も「先生が勉強を教える場所」から、「生徒が自分で学場所」と変わらなければいけないと思います。先生がいなければ学べない。では、これからの時代、多くを学ぶことはできません。オンライン授業での学びの姿勢も、「オンラインだから手を抜いてもいいや」「学校が学場所」から「オンラインだからこそ、自分で学べる!」「学びはどこでもできる」がこれからの常識かもしれません。
様々な常識を理解し、多様性を尊重していくためには「対等な対話」が必要です。
多様な常識が存在する現代社会でこそ、Public Relationsを中高生に早くから導入することが重要だと感じます。