Column コラム
山藤 旅聞
- 新渡戸文化中学校・高等学校副校長
- (一社)旅する学校代表理事
1人ひとりの存在や行動がより大切になる時代へ
2022.03.10

年度末、成績処理などお忙しい時期かと思います。ウクライナの問題も、自分ごととして、自分にできることを模索し、寄付などの行動を続けております。山藤です。お元気でしょうか。今日は未来について、お話ししていきたいと思います。
決まっている未来とはあるのでしょうか?
未来は不確定ですから、変な質問に感じるかもしれませんね。ところが、決まっている未来もあるのです。その1つは、人口の未来です。
これは、日本の未来の総人口の予想資料です。世界人口はしばらくは増加傾向ですが、いつまでも増え続けることは不可能です。そして日本では、すでに誰もが経験したことのない急激な人口減少が始まっています。人口の変化は、急激に変えていけるものではないので、この減少傾向は、確実な未来とも言えます。そして、人口の変化はとても認知しにくい現象なので、未来を考える時には、考えていきたい事実の1つです。
日本は人口が減ってしまうのですから、不必要な競争はさけ、みなさん1人ひとりの個性や能力を重視し、それぞれの持ち味の協力によって総合力を高めていくことが大切な時代になっていくと思うのです。
どうやって力を合わせていけばいいのでしょうか?
方法はいくつもあると思いますが、1つは、それは身近な人を大切にしたり、感謝を伝えたり、親切にしていくことだと思います。それは多くの宗教などの教えともつながる考え方だと思います。また、2015年に国連が策定したSDGs(持続可能な開発目標)を使って、未来の目標を共有しながら、力を合わせて行動をしていくことも考えられます。そして、この力を合わせて行く時に、大切になる考えがパブリック・リレーションズ(PR)だと思います。
PR for School では、①みんなをハッピーであること(倫理観) ②対話を重ねること(双方向性コミュニケーション) ③試行錯誤しながらより良い方向へ進むこと(自己修正)と表現し、このスキルを学校現場に広げていく活動を進めています。
個人の能力が一番発揮される状況とはどんな状況か?
人間も動物ですから、喜怒哀楽があります。怒ったり、悲しんだり、遅れていたり、不安だと、力が発揮できませんね。笑顔で、楽しくて、ワクワクしている時は、力が発揮できることを皆さん知っていると思います。さらには、よく寝て、よく食べて、信頼できる家族や仲間がいることで、より力を発揮できるようになることも知っていると思います。そんな時は、次々と「したいこと」が思い浮かぶのではないでしょうか。
そのためにも、勝敗や優劣、勉強がある期間内でどれだけできるとかできないとか。成績がいいとか悪いとか、平均点を超えるとか超えないとか。これらの学校でよく聞こえてくるフレーズは、私にはこれからの時代にはそぐわないのではないかと思います。
みなさんはどう思われますか?
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