CASE STUDY 導入ケーススタディ
生徒の声
パブリック・リレーションズ for Schoolの授業を受けた、生徒の皆さんの声を紹介します。
玉川聖学院高等学校2年生(当時)の皆さんの感想より
三田国際学園高等学校2年生(当時)の感想より
授業は『「PR」って何の略?』という問いから始まった。私達の認識の中でのPRとはCM等の宣伝だったので、正解がPublic Relationsだと聞いて、そこにどのような意味があり、何故それが宣伝の意味として使われているのか興味を持った。授業では、Public Relationsの定義を「自身に対して理解や信頼を獲得しようとする目的で行われる、一般大衆に対して情報を伝播したり情報や意見を受け入れる活動のこと。」と学んだが、当初はしっかりとその意味を理解できていなかった。「Public Relationsは企業や個人と一般大衆との間の理解や信頼を築くためのもの」という説明にピンと来たのが、製薬会社を題材に扱った、クライシスマネジメントの授業の時だった。
漫画を元に、「こんな時、企業はどう対応するべきか?」ということをグループで話し合った。その話し合いの中で気が付いたことは、関わる人が多ければ多いほど、解決策を導くのが難しくなるということだった。それはなぜなら、何かを重視すると、他の誰かの人生を壊してしまう可能性があるからだ。企業が問題を起こしたのだから、顧客を第一に考え対応することは勿論だ。しかし、その企業に関わっている人は見えないところにも数え切れないほどいて、大企業であれば尚更、多くの人の人生を背負っているため、綺麗事だけで企業の利益を蔑ろにして外向きだけの体制を整える訳にはいかない。私がケーススタディを通して自分なりに噛み砕いたPublic Relationsの意味は、「自分自身も、自分の周りの人も、同じように大切にするためのコミュニケーション」だ。 そして全ての授業を通して、現在の私でのPRの認識は、以前のような単なる「広報活動」ではな く、私の人生、そのものだ。日常のたわいのない会話から、これから迎える大学受験、そして大人になってからの仕事、その一つ一つの活動は、色々な立場の「私」とその関係する人とのPublic Relationsなのだと理解した。
ケーススタディで客観的に考えることで何が正しいかを考えられたように、自分の行動一つ一つを冷静に客観的に考えて、自分も、相手も、大切にできるような選択をしていきたいと考えるようになった。(M.K.さん)
きらめき未来塾2019に参加の生徒の皆さんの感想より
※弊所所長 井之上も、1講義(「次世代を担う皆さんへ グローバル現代に必要とされるパブリック・リレーションズ」)を行いました。
私はこの授業で、自分と性格が合わない人とも目標を共有して達成するために一緒に協働していくスキルの「パブリック・リレーションズ」を学びました。私は、相手のことを考え、対等に対話を重ねることが苦手です。相手の気持ちを考えているつもりでも、結局自分のことしか考えてません。私は、この講義を受けて、それがどれだけ大切か気づくことができたし、さらに相手側にもたくさんの人がいることがわかりました。これから、人と話し合いをするときに、相手の意見を聞くだけでなく、その背景にはどのような人がいるのか想像していきたいと思いました。それをすることで、相手側の意見も取り入れることができると思いました。
私はこの講義を受けて、自分のだめな所が深く分かり、それを改善する方法も見つけることができました。これからもっと相手のことが考えることができるようになりたいと思いました。
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